お医者さんとの交際で厄介なのは、
突然メールが途絶えてしまうこと。
何の前触れも無くメールが途切れ、
いくらこちらからメールしてもうんともすんともない。
そしてそのまま1〜3ヶ月平気で過ぎてしまう。
これは普通の交際であれば間違いなく自然消滅でしょう。
だいたい、一般的にはメールにはダイレクトレスポンスが当たり前。
受信したら間をおかず返信するのがエチケット。
こう思われてますよね。
でもですね。
この感覚はお医者さんには通じません。
皆さんがダイレクトレスポンスを期待しているのだとしたら、
今すぐその認識を改めてください。
そのままでは相手を誤解し、交際に悪い影響を与えかねません。
ところで、私は皆さんからの相談には
ダイレクトレスポンスを心がけています。
PCの前にいる限り、受信から間をおかず返信します。
どんなに長い文章であっても目を通し、
資料やデータを調べて可能な限り丁寧に返信するようにしてきました。
これはインターネットビジネスでは
ダイレクトレスポンスは信頼を得る一番の方法だという
先輩の教えがあったからです。
返信の内容はともかく、ダイレクトレスポンスがあるというだけで、
信頼に繋がる!
だからどんなことをしてもダイレクトレスポンスを心がけろ!
最初期のころ、先輩からこう叩き込まれました。
セレブメーカーズ.comの初期は相談も数えるほどしかなく、
ダイレクトレスポンスは容易で、
即座に返信することが可能でした。
しかし、だんだん実績が上がり顧客数も増えてくると、
到底ダイレクトレスポンスはかなわなくなります。
一昨日の土曜日、41通の相談・問い合わせがありました。
以前であればまだ当日中に返せたのですが、
電話サポートを始めてからはそれも無理。
電話サポートだけで6時間を取られてしまいますし、
マニュアルのリリース準備や
このメールマガジンの編集などもある。
さらに銀行・郵便局へ行ったり、取材・セミナーなどで
外出する機会も増えています。
ただ、これまでの蓄積がものをいい、
返信の内容は以前ほど時間をかけなくても書けるようになりましたから
一通あたりのワークロードは確実に減ってきました。
それでも、やはり上記のような事情でダイレクトレスポンスできず、
場合によっては日をまたぐことも往々にあるんですよね。
この場合私は必ず、
ダイレクトレスポンスできなかった事情を冒頭に書いて、
お詫びのメッセージを入れます。
これも先輩の教えで、情報を可能な限り公開することで
ダイレクトレスポンスが出来なくても
さらに信頼関係を深めることが出来る!
こういわれました。
ですから3時間以上返信が遅れる場合には、
その理由を明記し
「返信が遅くなりました。お詫びします。」
と記入するようにしてきました。
おかげで
「川島さんは返信がとても早い」
「すぐに返信がありとても驚いた」
「3時間程度でわびられて返って恐縮」
というような評価をいただくようになっています。
しかし、これは私が仕事で行っているから、
ダイレクトレスポンスを心がけているわけで。
相談の対価をいただいてそれで生計を立てるわけですから、
おろそかにすることは出来ません。
ところがドクターへのアプローチメールは
あくまでもプライベート。
そしてドクターは仕事第一主義で、
プライベートは食事さえ
二の次三の次にしてしまうような価値観の持ち主です。
これは知り合いの先生が言っていたことですが
「ケータイメールやら留守電の代わりたい。
暇がある時に見ときゃよか。
忙しかとに、いちいち見とられんばい。
返事やら後でしときゃよかと!」
(「ケータイメールなど留守電の代わり。
時間があるときに見ておけばいい。
忙しいのにいちいち見ていられない。
返事など後でしておけばいいんだ」)
こういう認識でいる先生は少なくないでしょう。
猫の手も借りたいくらい多忙で、次から次に仕事が舞い込んで、
満足に食事も取れないようなときに
「元気?こんどどっか連れてってよ。
もう1週間会ってないんだし。
メールちょうだいね。待ってるからね〜」
なんて悠長なメールが来て返信する気になると思います?
メールチェックが3日に1回とか、
仕事中はケータイのことなど忘れているドクターは、
普通にいるはずです。
こちらは想いが高まっているし
ドクターに比べたら時間もたっぷりある。
だからついつい催促したくなる。
デモね、ドクターは皆さんと同じように暇があるとは限りません。
というか、確実に無いですね、ええ(笑)
さらにケータイに対する認識も全然違う。
留守電を聞くスタンスで考えているとしたら、
ダイレクトレスポンスなど
余程の重大事でもなければありえませんよね。
でもそのことに思い至らないまま
無思慮にメールを続ければどうなるか。
火を見るより明らかでしょ。
確かに愛しい彼からのメールを待ち望む気持ちはわかります。
でも現実がある以上、自己中心的な振る舞いを慎まなければ
交際の成功はありえないんです。
「相手の立場に立ったスタンス」を深く認識し、
今、彼がどんな時間をすごしているのかを考え、
その状況に見合ったスタンスで
的確な表現のメッセージ送ることが大事だと思いますね。
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