インスタントサクセスを望まなくても、
お医者さんと結婚しようと思ったら、
まず考えるのは結婚相談所・結婚情報サービスですよね。
で昨日集中した相談メールの中にこういうのがありました。
> どうも担当者の女性は医療のことがわかっていないようなんです。
>
> 常勤と非常勤の違いを聞いたときも、言葉を濁し、
>
> 後でネットで調べたような回答が来ましたし。
>
> 昨日は研修医制度が変わっていることも知りませんでした。
>
> こういう担当者では不安なので、交代して欲しいとリクエストしようと思うのですが、
>
> 川島さんはどう思われますか?
担当者の交代は当然考えた方がいいでしょうとアドバイスを入れましたが、
問題は交代した担当者も大丈夫か?ということ。
このエグゼクティブ結婚相談所はそれなりに名前の通っているところです。
しかし、そういう有名どころでさえこの状態。
私は結婚相談所のカウンセラー・アドバイザーは、
一定の資格を設けるべきだと考えています。
特に医師の結婚を扱うようなエグゼクティブ結婚相談所のスタッフは、
十分に経験を積み、関連知識が豊富でないと勤まりません。
そのためには専門的な研修制度や、教育制度が必須のはず。
ところが現状はというとですね。
正規職員を募集しているところはいい方。
中にはネットでアルバイト募集をしたり、派遣会社に募集広告を出したり。
これで優秀な人材を集められると思います?
これはある結婚相談所の運営者から聞いた話ですが、
こうして集められたスタッフに対して専門の教育を施すところはほとんどなく、
即窓口に配置され、見よう見まねで勤務するのが常態化しているそうです。
なので右も左もわからないまま他人様の結婚相談を受ける。
しかも顧客の立場に立った成婚サポートよりも入会金目当ての営業が横行し、
中にはノルマを課せられる結婚相談所だって存在する。
こうした現場の環境の貧困さが悪循環を生み出していると思いますね。
結婚や関連知識のないままの業務でノルマまで課せられる。
↓
何の経験や教育もなしにこうした業務ができるわけがない。
↓
いい加減な勤務環境やノルマに嫌気がさしすぐにやめてしまう。
↓
人材が不足するので再募集する。
↓
ますます現場は空疎化してしまう。
↓
以下繰り返し
こういう実態でですよ、スムーズにお医者さんと出会い、
高い確率で成婚できたらそのほうがどうかしとるでしょうが。
多くの人はこうした現実はわかりません。
めったに利用しないサービスだし、
当然利用する側は頭から信用してしまうケースが多い。
緻密に現実を検証し入会を比較検討する人はまれでしょう。
結婚相談所・結婚情報サービスもこうした現状を、
本気で改善しようとする姿勢は見えません。
これでは結婚相談所業界が信頼を得られないのも当然かと。
しかもネット結婚情報サービスが急速に伸びてきており、
結婚相談所の多くが淘汰されるかもしれんのです。
顧客の立場に立ったサービスの提供は急務のはず。
結婚相談所は対面してのアドバイスが出来、
真摯に顧客の立場に立ったサービスを提供すれば、
大きな信頼を得られビジネス的にも安定できます。
特に医師やエグゼクティブからの信頼を受ければ、
大きな成功だって十分望める。
一日も早くこうした顧客の立場に立ったサービス提供という、
サービス業の基本に立ち返ったエグゼクティブ結婚相談所を、
整備して欲しいと思っているんですけどね。
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