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| インスタントサクセスを目指す人が、 エグゼクティブ結婚相談所の次に利用を考えるのが、 ネット結婚情報サービス。 なんせ24時間使えて、料金も低額、資格も結婚相談所ほど問われない。 ドクターズネットに2万人も登録するのもうなずけます。 お医者さんも多忙だから、 身近で、自分の好きな時に相手を検索できる、 ネット結婚情報サービスの利用は好ましいサービスでしょう。 実際、ネット結婚情報サービスを利用するドクターは増えています。 が、しかし。 24時間使え便利ではあるけれど、リスクもないわけじゃありません。 出会い系サイトと勘違いしたナンパドクターはうじゃうじゃいるし、 ニセドクター・詐欺師だってもぐりこんでいる。 医師とメール交換できたからといって、喜んでばかりもいられないわけで。 また、まともなドクターであっても、 いくつかのサービスを使い分け、複数の女性とのメール交換は珍しくない。 （それはこちらも同様ですし） そう、ネット結婚情報サービスでの成功だって、 甘くはないんですよ。 ネット結婚情報サービスで成功するには、 ■十分なリサーチの元、しっかりしたサービスを可能な限りたくさん利用する。 ■吟味し差別化したアピール・プロフィールを掲載する。 ■アピールは複数用意し、サービスごとに変えて反応を見る ■アピールは固定せず、カット＆トライを繰り返し完成度を高める。 ■写真をできるだけ公開する。もちろん写メールではなく工夫した写真を載せる。 ■可能な限りサービスにアクセスし、数多くの検索活動を行う。 ■出会ったドクターが本物か、また結婚の意思があるのかどうか確認する。 と、簡単に考えただけでもこれくらいのプロセスが必要になってきます。 これを真剣に実行しようとしたら、片手間では済まんでしょう。 自分のプロフィール・アピールを考えるだけでも一日仕事。 普段、自分の最も差別化できるポイントはどこか？ なんてことを考える人はめったにいないでしょ。 そういう普段やり慣れていないことは考えるだけでも、精神的にも大変。 実行するとなったらもっと苦労するのは確実ですよね。 「職場や身の回りで良い出会いがないので登録しました。 おっとりした性格で自分は家庭向きだと思っています。 特技は料理とピアノです。 趣味は映画をよく見に行きます。また友人とショッピングするのも好きですね。 二人で温かい家庭を築き、尊敬するお医者様をバックアップできたらと考えています。 こんな私ですがどうぞよろしくお願いします。」 これは一昨日相談のあったお客様の作ったアピールです。 細かい部分は若干変えてありますが、ほとんど原文と変わりません。 この一見まともなアピールですが、 お医者さんへのアピールとしては落第ですばい。 賭けてもいい、どこからも反応はないと思いますよ。 （実際、反応がないから相談があったわけだし） ネット結婚情報サービスでのアピールは、 当たり障りのないことを書いても意味がない！ 相手の立場に立って、相手は何が知りたいのか？ どういうポイントに興味を持つのか？ これをきちんと分析して、それに対応したメッセージを発信しなければ、 相手の反応を引き起こすことはできないんですってば。 また、必要ないフレーズが多すぎ！ 「職場や身の回りで良い出会いがないので登録しました。」 そんなあなたの動機に「おお！そうですか！」なんて感動するドクターはいませんって！ そんなメッセージ、載せるだけスペースの無駄でしょうが。 「こんな私ですがどうぞよろしくお願いします。」 貴重なスペースにこんな社交辞令を載せるのだってもったいなさすぎ！ もっと差別化に重点を置き、 自分の性格・思考・趣味・特技などを具体的に、 そしてドクターにアピールする表現で記載することが大切！ そうは思わんですか？ すぐにすらすらと差別化され、医師にアピールする文章は書けません。 こういう客観的視点からアピールするメッセージを書くには、 当然訓練が必要でしょう。 試行錯誤を繰り返し、地道な研究努力をかさねてこそ、 オリジナリティの高い差別化されたメッセージが書けるようになる。 私はこうしたメッセージの相談に当たっては、 一発で決めようとせず、何度も相手の反応を見て表現を変えてみて、 だんだん完成度を高めてくださいとアドバイスしています。 これには時間も手間もかかる。 ネット結婚情報サービス自体は手軽なサービスでも、 成功するためには緻密で泥臭い努力が欠かせません。 それがあって初めて成功が手に入るんです。 ネット結婚情報サービスだけでもキッチリ利用しようとすれば、 これだけの手間がかかるわけで。 さらにネットには「mixi」や出会い系サイトもある。 これらだって可能性がないわけではないから、 同様のテクニックで攻略を考えるとしたら、えらい努力が必要じゃないですか？ これが片手間でできると考えられますか？ 仕事や他の用事を抱えた上で、ですよ。 たとえ手軽なネットであっても、 インスタントサクセスがありえないことがお分かりいただけたかと。 |
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