今の医療はいびつです。
先日から紹介しているように、
歯科医院はもうはちきれんばかりに数が膨れ上がっている。
厚生労働省の資料を分析してみると、
このことがさらに実感を持って伝わってきます。
平成14年の資料でも歯科医師は実に92,874人!
人口比で10万人に72人!
その他の一般診療科目の医師数が約24万人です。
トータルで33万人とすると実に3分の1が歯科医で占められることになる。
歯科医師は昭和50年代には45000人と今の半分以下でした。
人口はもちろん半分ではありません。(1億1700万人程度)
そして、環境衛生の水準も低く虫歯なども多かった。
当然繁盛するでしょう。
しかし日本の人口は微増程度なのに(1億2700万人)、
歯科医師は倍以上になっている。
環境衛生のレベルも上がり歯の病気そのものが減少している。
これでは市場は半分以下になったのと同じです。
パイの食い合いが生まれのは必然ですね。
これから歯科医師として開業するには、
十分なマーケットリサーチをはかり相当の差別化をする必要があるわけです。
しかしそれでも都市部では競合は免れないでしょう。
だって24時間365日営業にはどうやっても勝てません。
という事は・・・。
これから開業医の歯科医と結婚しようとするとどうなるか?
これは考えておく必要があるのではないでしょうか。
私が参考にしている医療関連の掲示板や2ちゃんねるでは、
私が2年前に『お医者様と結婚する方法』を作っている時から、
歯科医の廃業が話題になっていました。
医師と結婚しても途中で医師でなくなってしまうケースも出てくるんです。
この状況はこれからさらに厳しさを増していくでしょう。
うちの近くにも歯科医院が建設されています。
どういう見込みがあって開業するのかわかりませんが。
以前も紹介しましたが開業するとなると
テナントでも設備だけで5千〜1億円の投資が必要。
土地建物まで含めればその倍以上でしょう。
しかも市場は厳しさを増し、ニーズも減っている。
おまけに車で10分もかからずに24時間年中無休の歯科医院がある。
もうこれはサバイバルですよね。
生き残れるか淘汰されるか。
私達もこの状況は冷静に見ておく必要があると思います。
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